MANAGEMENT経営労務診断業務

社労士診断認証制度とは

社労士診断認証制度とは

貴社の労働社会保険諸法令の遵守状況や職場環境改善の積極的な取組み、企業経営の健全化の取り組みを社労士が毎年確認・診断し、その認証結果を全国社会保険労務士会連合会が運営するウェブサイトに掲載します。貴社が「人を大切にする企業」であることをPRできるとともに、認証マークにより自社サイトや名刺でもPRできます。

社労士診断認証マークは3種類ございます。

職場環境改善宣言企業

職場環境改善宣言企業

経営労務診断®実施企業

経営労務診断®実施企業

経営労務診断®適合企業

経営労務診断®適合企業

「経営労務診断」の診断項目は次の3つの分野です。

全国社会保険労務士会連合会の「経営労務診断」とは以下の項目を確認することをいいます。

1. 労務管理に関する調査項目
(労務コンプライアンスの診断項目です)

分類 区分 診断項目
労務管理関連規程の整備 必須 就業規則の作成・届け出
必須 労働条件関連の定め
必須 賃金関連の定め
必須 育児・介護休業関連の定め
必須 ハラスメント対応方針
労務関連管理体制 必須 労働時間管理、休憩・休日
必須 労働時間関連労使協定(36協定など)
必須 年次有給休暇の付与・管理
必須 一般健康診断(雇入時・定期・特定業務等)・ストレスチェックの実施、安全衛生管理体制
必須 ハラスメント相談体制の整備
帳簿等の調製、保管 必須 労働者名簿
必須 賃金台帳
必須 勤務表・タイムカード
必須 年次有給休暇管理簿
労働保険・社会保険 必須 労災保険・雇用保険の加入
必須 健康保険・厚生年金保険の加入

2. 組織体制に関する確認項目
(企業行動を基本から支える一歩です)

分類 区分 診断項目
組織体制に関する確認事項 任意 組織図、組織規程
任意 職務(業務)分掌規程
任意 職務(業務)権限規程

3. 労務管理等に関する数値情報
(企業運営を数値化して分析する診断項目です)

  • 【必須】従業員数 ※1
  • 平均年齢
  • 平均年収
  • 【必須】正規従業員の所定労働時間と法定労働時間 ※1
  • 一月当たりの一人の平均残業時間 ※1
  • 従業員の平均勤続年数 ※1
  • 女性管理職・役員数 ※1
  • 採用における競争倍率(直近事業年度) ※1
  • 継続雇用割合(10事業年度前及びその前後に採用された従業員について) ※1
  • 育児休業取得率と平均取得期間 ※1

※1. 一部又は全部が、「女性活躍推進法」における情報公表項目(女性活躍推進法では、301人以上の労働者を雇用する事業主は定められた項目を複数公表する義務があり、2022年4月以降は101人以上の労働者を雇用する企業へ適用が拡大されます。)

※2. 「正規雇用労働者の中途採用比率」(追加予定)労働施策総合推進法の改正により、令和3年4月1日より、常時雇用する労働者数が301人以上の企業は公表が義務化されています。

認証を受けるメリット

人を大切にする企業としての信頼性向上

社労士診断認証制度は「人を大切にする企業」であることを認証するものです。職場環境をよりよく改善し、従業員の皆さんが働きやすい企業を目指すことをアピールすることができます。

優良人材のリクルートへのアピール

認証を受け診断結果を公表することで企業情報に高い信頼性が生まれます。求職者にとって診断結果を確認できることは、企業実態の貴重な情報源となります。

労務コンプライアンスの見える化

全国社会保険労務士会連合会が作成した「経営労務診断基準」に基づき診断するため、人事労務管理に関する問題点を正しく把握することができ、さらに企業が自発的に診断を受けている高いコンプライアンス意識があることを証明できます。

女性活躍推進指標の公表

診断の数値情報は 2020年 6月に改正施行された女性活躍指針に対応しているため、診断結果を公表することで、法令の公表義務を充足することができます。

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